阪神・岡田監督 日本シリーズ前は「これはヤバい」成長した自チームに「ほんと集大成」【共同記者会見一問一答】

 共同記者会見に臨む岡田監督(撮影・北村雅宏)
 日本一のウイニングボールをキャッチするノイジー(左は近本)=撮影・飯室逸平
 レフトスタンドのファンにあいさつする岡田監督(中央)=撮影・高部洋祐
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 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ1-7阪神タイガース」(5日、京セラドーム大阪)

 阪神の岡田彰布監督は共同記者会見で5度の胴上げについて「慣れてたね」と語り、報道陣の爆笑を誘った。先発の青柳には監督室に呼んで激励したことも明かし、オリックスには「ヤバいと思っていた」と率直な心境を語った。

 以下、共同会見での一問一答。

 -今の心境は?

 「まっ、38年って、なかなか生まれてない選手もほとんどなんですけど、僕は入団5年目ですかね。27歳で。あの時は選手会長だったですけど、あの時も21年。初めての日本一ということであの時の感動は忘れないですけど、あれから38年。今年はそこまで考えて無かったですけど、まずはセ・リーグ制覇を目指してスタートして。その後もクライマックスを勝ち抜いて、何とかもう一度、日本一をというね。正直なとこ、オリックスは3連覇してるチーム。これはヤバいというか、正直相当強いチームだったですけど、集大成としてみんな一番の役割というか、タイガースはほとんどメンバー変えなかったんで。1年間通してやってきたことを最後の最後で力を発揮してくれ。それが最後のゲームに現れたと思いますね」

 -5度の胴上げ。

 「慣れてたんか、だいぶ上がってましたね。全然、違いましたね」

 -重圧は。

 「3勝2敗で王手をかけたあとね、先発が投げられる状態だったので。最後の2戦は違った起用もあったんですけど、最後は青柳がね。おーん。7戦行くって言って、本当にその機会がきたんでね。青柳を監督室呼んで、思い切って楽しんで。攻めて、最後ね。3月31日、京セラで青柳でスタートしたシーズン。楽しんで、イニング関係無しに投げてくれと激励はしました」

 -選手にどんな言葉を。

 「まさかね、宮城投手からあんな展開になると思わなかった。解説者と、まっ2点。2点取れるように頑張ろうと思ってたんですけど、青柳、伊藤で2点取って守りきろうというかね。そういう展開にね。ノイジーのホームランにびっくりしましたね」

 -選手と監督で日本一。

 「いやいやまあ、日本一というか。タイガースの歴史から見るともっとなってないといけない。監督なったときに速攻で電話あったのが吉田監督でしたね」

 -ウイニングボールは?

 「知らない。ノイジーが捕ったのか近本が捕ったのか分からなくて。(ノイジーの言葉を挟み)いやたぶん、アメリカ帰るまでに持ってくると思います」

 -ファンへメッセージを。

 「最後の最後にね。プロ野球を盛り上げるというか、注目を浴びる日本シリーズになった。どっちが勝ってもおかしくないようなゲーム展開。パ・リーグの覇者とセ・リーグの覇者がしのぎを削った。本当にそういうゲーム。あとでメール貰ったですけど、感動をありがとうという言葉が多かった。日本の野球というかね。素晴らしいゲームができたことを感謝するし。今年はこれで終わりますけど、野球界を盛り上げるために頑張って行きたい」

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