「阪神タイガース４－３読売ジャイアンツ」（２０日、甲子園球場）

　大歓声の甲子園。阪神・ノイジーが値千金の一打で勝利を導いた。

　「リラックスして、強い打球を打つことだけを意識してました」。１点を追う八回２死二、三塁。カウント１－２から菊池の外角スライダーを中前へはじき返した。逆転の２点適時打をマーク。第１打席は無死二、三塁の好機で凡退しており、「似たような場面で仕事ができたことは収穫」とうなずいた。

　優勝当日。ノイジーは糸原に相談してチームメートのためにビール６ケース分を購入。氷いっぱいのバケツで冷やした美酒で、祝勝会までの時間も仲間と楽しんだ。「自分をチームの一員だと感じさせてくれる大きな存在。みんなと特別な一夜にするために考えました」。助っ人なりの方法で感謝を伝えた。

　「残り１０試合も良い形で勝っていかないと」。大切な仲間とともに最後まで戦い抜く。