阪神・中野 両リーグ最多42度目マルチ セ最多安打も視界!トップ中日・岡林と4本差

 3回、右前適時打を放つ中野
 7回、二盗を決める中野(撮影・金田祐二)
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 「東京ヤクルトスワローズ2-4阪神タイガース」(1日、神宮球場)

 ルーキーが作ってくれた流れを、途切れさすわけにはいかなかった。森下の先制弾の勢いに乗るように、阪神・中野拓夢内野手が追加点をもたらす一撃。「ノーアウト三塁だったので、最悪アウトになっても次にミエセスがいるし、気楽に打席に入ろうと思って。良い結果になって良かったです」と肩肘張らず仕事をこなした。

 中野のバットがチームに2点目をもたらしたのは三回だ。無死一塁で迎えた打席、初球に近本が二盗を試み、捕手・古賀の悪送球も重なり三進。一気にチャンスが広がると、カウント2-2から内角直球をはじき返して、一、二塁間を破った。

 この右前適時打で4試合連続安打を決めると、七回にも右前打。両リーグ最多42度目のマルチをマークして、139安打に積み上げた。安打数リーグトップの中日・岡林と4本差の、2位タイをきっちりキープ。最多安打のタイトルも視野にとらえる。

 3連敗で迎えた一戦でも、「自分の結果どうこうより、今はチームの勝利が一番。チームのために、を考えながらやってました」と2番打者らしく貫いた“つなぎの意識”。「9月が本当に勝負。勝負の月に初戦を取れたってことは、チームとしても明日以降、良い流れでいけると思う」。ゴールテープを切るまで、勝利への流れをつないでいく。

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