金本知憲氏 “愛弟子”横田さん死去に沈痛「もったいない逸材」 阪神監督時代の超変革初年度には開幕スタメン抜てき

 デイリースポーツ評論家で元阪神監督の金本知憲氏(55)が18日、横田慎太郎氏の早すぎる死去を悼んだ。突然の、あまりにつらい知らせに「少し前から、良くないというのは聞いていて、自分の中で覚悟というか、できていたところはあったけれど、いざ現実になるとね…」と言葉をなくした。

 金本氏が阪神監督として迎えた1年目、2016年3月25日の中日との開幕戦(京セラ)。高卒3年目の横田を「2番・中堅」に抜てきした。プロ初出場の緊張の中、初回に二盗を決め、ヘイグの適時打で先制のホームを踏んだ。金本阪神の初得点が横田だった。

 いつも、全力でプレーする選手だった。全身で気持ちを表現してくれる男だった。

 「本当に、ああいう選手にレギュラーになってもらいたいなと、そう思う選手だった。がむしゃらで、とにかくまじめに、一生懸命に取り組む性格で」

 ずっと近くで成長を見守りたかったが、17年に脳腫瘍が発覚。監督業の合間に、何度も見舞いに足を運んだ。横田氏が引退後に、脊髄に腫瘍が見つかった時にも「『体はどうや?』とか何度か電話して話したりはしていた」という。

 「彼は人柄が素晴らしくてね。野球選手としてだけでなく一人の人間として、本当にもったいない逸材だと思う。まだまだ若いし、本当に残念だ」と別れを惜しんでいた。

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