阪神-中日で珍事 1試合3回リクエスト判定が覆る 全て一塁判定 岡田監督もぼやく

 「阪神1-3中日」(2日、甲子園球場)

 リクエスト判定が1試合で3回覆る“珍事”が起きた。まずは初回、1死一、三塁から溝脇の二ゴロでの併殺をめぐって、一塁アウトを中日側がリクエスト。協議後にセーフとなり、三塁走者の生還が認められて、阪神は3点目を失った。四回には無死から村松の当たりを中野が取り損ない、一塁セーフとなったが、阪神側のリクエスト判定でアウトに。

 3回目は六回、1死一塁で大山の遊ゴロが、一度は併殺崩れで一塁セーフだったが、中日側からのリクエストでアウトになった。いずれも土山一塁塁審の判定が覆る形となった。

 土山審判員は26年目のベテラン。昨年のCS、日本シリーズの舞台も経験した。

 岡田監督は試合後、「3回違ういうのものう。去年0回やったらしいやんか。間違いが。何か言うとったで。それで3つ判定が違うっていうのもなあ」と審判側とのやり取りを明かし、「これはお前、テレビとか見てる人もなあ、そう感じるよなあ。なんかちょっとなあ、後味悪いよなあ」とぼやいた。

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