阪神・青柳に“梅野指令”後輩の手本に 「自覚を持って」23日いざ実戦初登板

 「阪神春季キャンプ」(22日、宜野座)

 阪神・青柳晃洋投手(29)が23日の練習試合・中日戦(北谷)で今年初の実戦登板に臨む。開幕投手の最有力候補は22日、梅野から「後輩の参考になる投球」を求められたことを明かし、エースの自覚を持ってマウンドに上がる。同戦では初の開幕投手を目指す伊藤将司投手(26)も今年初実戦に臨む。青柳は先発、伊藤将は2番手でともに2イニングを予定している。

 エースの背中を、後輩たちが見ている。今年初実戦に臨む青柳は、引き締まった表情で意気込みを語った。

 「梅野さんに『後輩が見たり参考にしたりできるから、今持っている技術を出していけたら』という話をしてもらって。自覚を持ってやっていきたい」

 21日のブルペンでバッテリーを組んだ女房役から言葉をかけられた。昨季は投手3冠を獲得するなど先発陣の大黒柱としてチームを支えた右腕。これまでのキャンプは「自分の仕上がりだけを求めてやっていた」と明かしたが、今年は後輩たちのためにも、手本となるような投球を示す。

 心がけるのは「どの球種もストライク先行で投げる」ということ。「追い込んでから三振を取りに行くのか、詰まらせるのかとか。明確な意図を持った配球と結果にこだわってやっていこうと。あとはタイミングを変えたりとか」とシーズンさながらの投球で、惜しみなく技術を伝える。

 昨春キャンプ中の実戦では、配球の引き出しを増やすことを目的に得意とするスライダーとツーシームを封印。今年は球種によって制限はかけないものの「多めに使ったりとか。コントロールが悪いボールを使えるボールにしていくのがテーマ」と自身の課題にも向き合っていく。

 いよいよ最終クール。「去年のシーズン中の良いものを知ってるからこそ、まだまだだなと思うことが多い。その辺をアジャストするための機会に」。開幕投手の大本命が、キャンプの総仕上げを図る。

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