阪神・佐藤輝 ダメ押しの満塁走者一掃三塁打 「走れる4番」セ界単独2位の7本目
「阪神8-0広島」(1日、甲子園球場)
鋭い打球が一塁線を破ると、走れる4番がぬかるむダイヤモンドを疾走した。ダメ押しの3点三塁打。阪神・佐藤輝明内野手(23)がリーグ単独2位となる今季7本目のスリーベースだ。
3点リードの六回。相手のエラーで1点を追加し、なおも1死満塁。フルカウントから島内の低めへの直球を捉え、塁上の走者を全てかえした。「打点を挙げるチャンス。抜けてくれたのでよかったです」と振り返った。
二塁打31本はリーグトップ。三塁打はトップの中日・岡林に1本差だ。8月20日・巨人戦で18号を放ってから10試合本塁打がなく、球団新人では田淵以来の2年連続20発には足踏みしている。ただ、本塁打だけが持ち味ではない。長打を量産し、チームに貢献している。
守備では二回、先頭の坂倉の打球をスライディングキャッチでつかんだ。「才木が頑張ってくれていましたし」と同級生を救うファインプレー。攻守で躍動してみせた。
この日は家族が球場で声援を送った。会心の勝利を届け「いいところは見せられた。喜んでくれていると思います」。9月は好スタートを切り、これからラストスパートをかけていく。「中軸がしっかり打てれば打線も活発になるかなと」と力を込めた佐藤輝。最後まで戦い抜いていく。
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