阪神・近本 コロナから12試合ぶり復帰も4打数無安打

 5回、遊飛に倒れる近本(撮影・飯室逸平)
 試合を終え、近本(中央)らナインはファンにあいさつする(撮影・山口登)
 8回、併殺打に倒れベンチへ戻る近本(撮影・飯室逸平)
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 「阪神0-4DeNA」(23日、京セラドーム大阪)

 10日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、離脱していた阪神・近本が9日・DeNA戦(横浜)以来、12試合ぶりに復帰。フルメンバーがそろった打線だったが、悔しい完封負けを喫した。

 明らかに本調子ではなかった。近本は初回、やや差し込まれる形で左飛。四回は先頭で3球三振。離脱前であれば振らなかったであろう、低めの変化球にあっけなくつられた。3、4打席も快音は響かなかった。

 療養期間はトレーニングを制限され、できたことは素振りなどの基礎練習のみ。22日には鳴尾浜でシート打撃を行い、生きた球を見て「ボール自体はよく見えている。あとは反応できるか」と感触を口にしていた。目に問題はないが、瞬発力が本来の状態に戻り切っていないように映った。

 和製ドラ1クリーンアップトリオの復活は4日・巨人戦(東京ド)以来で、得点力を見せつけたいところだったが打線は沈黙。CS進出に向けて、まだまだファイティングポーズを取り続けていく。

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