阪神18度目零敗 矢野監督「簡単にやられ過ぎ」巨人戦連勝4でストップ

 「巨人7-0阪神」(4日、東京ドーム)

 2007年以来、夏の長期ロード3連勝発進とはならなかった。宿敵巨人に一方的にやられ、7月12日・同戦(甲子園)以来、今季18度目の零敗。敵地に詰め掛けた虎党に得点シーンを見せられなかった矢野監督は「それにしてもちょっと簡単にやられ過ぎたなというのはあるかな」と貧打線を嘆いた。

 2年目右腕の山崎伊を攻略できなかった。8回を投げられ、わずか4安打。近本、佐藤輝、大山のクリーンアップが全員無安打と得点源を完璧に封じ込まれた。「もちろんスライダー系がいいだろうけど、そんなにビックリするようなのがないから、アバウトに行くと今日みたいな感じになっちゃう。余裕を持たせてしまった」。指揮官はチーム一丸で攻められなかったことを敗因の一つに挙げた。

 手も足も出なかったわけではない。5点を追う三回はロドリゲス、梅野と下位打線の連打で得点機を演出。ここで二回途中から救援していた石井に打席が回った。ベンチは残りイニングの継投を考えて代打を送らず、プロ初打席の石井にバントを指示したが失敗。続く1番・中野は投ゴロ併殺打に仕留められ、一瞬にして反撃の芽を摘まれた。

 四回以降は島田が放った2安打のみ。四球での出塁もなく、二塁すら踏ませてもらえなかった。巨人戦の連勝は4でストップ。10年以来の同戦5連勝、07年以来となる1シーズン2度目で8月のロード中は初となる東京ドーム3連戦3連勝も逃した。

 首位ヤクルトとは10・5ゲーム差に広がった。矢野監督は「(点を)取れるところでしっかり取っていく野球というか、もう少しチャンスをつくらないとしんどいよね」と手綱を引き締めた。5日からマツダで今季2勝11敗2分けと大きく負け越している広島との3連戦。投手陣と野手陣が助け合って苦手を克服し、再進撃につなげていく。

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