阪神・浜地 成長止まらん!わずか7球ピシャリの圧巻投球 矢野監督“七回の男”に任命
「広島0-3阪神」(19日、マツダスタジアム)
勝利の期待感が立ちこめるマウンドでも、阪神・浜地は淡々と腕を振った。先頭の長野には直球3球で押し込み、三ゴロ。その後の小園と会沢も直球で打ち取り、わずか7球でピシャリ。広島に流れを渡すことなく、チームを勝利へと加速させた。
3点リードの七回からの出番だった。1回を三者凡退に抑え、勝ちパターンの一人として期待に応えた。“七回の男”を務めてきたアルカンタラは、16日・中日戦(甲子園)の延長十一回に、0回2/3を2失点で救援失敗。矢野監督は「しっかりした成長があっての(ここまでの)結果。(七回を)任せたいと思わせるピッチングをしてくれている」とうなずき、24歳の若虎を新たに“七回の男”に任命した。
自らの役割に責任は増したが、なにも変わらない。「全部自分のためにやっている」と常々口にする背番号36。「自分が結果を出すことだけ考えて、それが結果的にチームのためになるので」。これからも、ただ七回に投げるだけ。自らの結果だけにこだわり、腕を振り続ける。
昨季はわずか4試合の登板に終わったが、今季は27試合で防御率1・38と成長は止まらない。“ハマチ”の出世が、さらに上を目指していくチームに安心感をもたらしていく。
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