侍・栗山監督 阪神・湯浅に熱視線 虎「八回の男」侍リリーバーに期待

 侍ジャパン・栗山監督が熱視線を送る湯浅
 あいさつに来た近本(5)と話す(左から)侍ジャパン・栗山監督と矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(61)が7日、代表コーチ陣とともに阪神-広島戦(甲子園)を視察。今季は虎のセットアッパーとして台頭した4年目の湯浅京己投手(22)を絶賛するなど、猛虎の代表候補選手の印象を語った。

 「タイガースに関しては結構、候補選手がいるのでね」と話す中で、指揮官自らが名前を挙げたのが湯浅だ。

 今季ここまでリーグトップの23ホールドを誇る若き右腕に「強いボールを持っていないと米国の選手と勝負にならない。ここからどう精度を上げてくれるか。素材として楽しみなので、しっかり見ていく」と世界と戦える力を感じた様子だ。

 湯浅だけではない。来年3月に開催予定のWBC本番を見据え、若い力を求める栗山監督は阪神に熱い視線を注ぐ。コロナ禍で中止となった3月の台湾代表戦に招集予定だった佐藤輝には「投手に対する対応、相手の術中にはまらない狙い方、打ち方は間違いなくできている」と2年目の成長を評価する。

 同じく3月に招集していた近本は30試合連続安打を記録するなど好調。「本人はもっと打っていいんじゃないかと思っているのかなと。そのくらい能力が高い選手」と話した。

 そのほか青柳、大山、中野、島田-指揮官の口から多くの選手の名前が。試合前には矢野監督と意見交換し「いろいろ聞けたので、すごく大きかった」と栗山監督。最強侍軍団に、多くの猛虎戦士が名を連ねるチャンスは大いにありそうだ。

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