阪神・近本は7月も止まらん 27戦連続安打!球団記録マートンまで「3」

 「中日3-1阪神」(1日、バンテリンドーム)

 確実にヒットゾーンへ白球を運ぶ。まさに打撃職人の域だ。阪神・近本光司外野手(27)が27試合連続安打。球団歴代単独3位の数字となったが、うれしさはない。最終打者として敗戦の瞬間を迎えると、試合後は一切、笑顔を見せなかった。

 場面は1点を追う四回無死一塁。マウンドには2番手左腕の福。カウント1-2からの5球目、内角高めに投じられた137キロ直球を強振。痛烈な打球を中前にはじき返し、一塁ベース上では少し安どの表情がにじんだ。

 球団では26試合で並んでいた大豊泰昭を抜く一打で、セ・リーグ歴代6位タイの数字に。11年・マートンの球団記録の30試合連続安打は射程圏内で、セ・リーグ記録で1979年の広島・高橋慶彦が記録した33試合連続安打到達も夢ではない。

 矢野監督も「これだけ続くのはなかなか難しい。開幕前から200本を目指しているところもあると思うし」と言及し「チャンスメークだけでなくて(走者を)返す打撃もチカ(近本)はできると思う」と3番打者としての役割にも期待した。

 1点を追う八回先頭では、ロドリゲスから遊撃内野安打でマルチ安打。しかし、佐藤輝の打席で二盗を仕掛けた際、セーフのタイミングだったが、オーバーランでベースから体が離れてアウトとなったのは痛恨だ。次戦へ気持ちを切り替え、自らの任務を全うする。

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