3位浮上の阪神・矢野監督「1個でも上に行こうぜ」 5連勝で借金最大16→4、巨人に3・5差

1回、矢野監督(右から2人目)は生還した中野を迎える(撮影・山口登)
3回、17号2ランを放った大山(右端)を最敬礼で迎える矢野監督(左端)=撮影・飯室逸平
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 「阪神4-1DeNA」(18日、甲子園球場)

 阪神は投打がかみ合い、2試合連続の逆転勝ちで今季3度目の5連勝を飾った。最大16あった借金を4まで減らし、矢野監督は「チーム全体の励みというか、よし行くぞという目の前の目標になる」と、さらなる快進撃を誓った。

 試合は、1点を先制された直後の一回、一、三塁から4番・佐藤輝の左中間を破る2点適時二塁打で逆転に成功した。三回には5番・大山が2試合連続17号2ラン。6月は9発目で、指揮官もベンチでメダルをかける際に最敬礼。「敬礼に値するようなホームランをずっと打ってくれている。相手に与えるダメージは大きい」と絶賛した。

 また、先発の伊藤将は9回完投、1失点で今季3勝目を挙げた。一回、大田に今季初被弾となるソロを浴びて先制点を献上。味方打線が逆転した二回以降はテンポのいい投球でアウトを重ね、追加点を許さなかった。

 広島がヤクルトに連敗を喫したことで、試合後に阪神が今季初めて3位浮上。2位の巨人とは3・5差で、矢野監督は「自分たちのパワーにして、1個でもまず上に行こうぜ、連勝をつなげて行こうぜというものになる。自分たちのモチベーションにしていけたらと思います」と気を引き締めた。

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