阪神 今秋ドラフト候補 右打者に熱視線 天理大・友杉と亜大・田中幹に注目

 阪神は今秋ドラフト候補として、12日に閉幕した全日本大学選手権から遊撃手2人に注目した。亜大・田中幹也内野手(4年・東海大菅生)と天理大・友杉篤輝内野手(4年・立正大淞南)。共に右打者で走攻守のバランスが取れた選手だ。

 全チームが出場した8日に阪神・畑山統括スカウトは「軽快な動きと脚力という彼らの持ち味をいかんなく見せてくれた」と2人を評価していた。

 田中幹は全4試合に出場し、14打数4安打4打点2盗塁。決勝では攻守で勝利に貢献して最高殊勲選手賞にも輝いた。身長166センチ、体重64キロと小柄だが、最大の武器は50メートル走5秒9の快足。今春の東都大学リーグでは、リーグ記録となる1試合6盗塁を含む11盗塁をマークした。

 1回戦で敗れたものの、友杉も存在感を光らせた。名城大戦では来年のドラフト上位候補右腕・松本の147キロ直球を右前へ運び、今秋ドラフト候補捕手の野口から二盗を決めた。今春の阪神大学リーグでは10盗塁を決めて失敗はゼロ。守備でも球際の強さやスローイングの安定感も見せた。

 今大会に出場はしなかったが、右の長距離砲である立大・山田健太内野手(4年・大阪桐蔭)や、最速150キロ左腕で投打二刀流の日体大・矢沢宏太投手(4年・藤嶺藤沢)らにも注目。今後、慎重に見極めていく。

 ◆友杉 篤輝(ともすぎ・あつき)2000年11月7日、大阪府大阪市出身。遊撃手。172センチ、70キロ。南港桜小1年の時に住之江ボーイズで野球を始め、南港北中では和泉ボーイズに所属。立正大淞南では1年秋から背番号「6」で正遊撃手。天理大では1年春からリーグ戦に出場。50メートル走6秒0。

 ◆田中 幹也(たなか・みきや)2000年11月28日、神奈川県愛川町出身。右投げ右打ち。遊撃手。166センチ、64キロ。中津小2年から中津リバーズで野球を始める。愛川東中では相模原シニアでプレー。東海大菅生では1年夏からベンチ入り。亜大1年時には大学日本代表に選出された。50メートル走5秒9、遠投100メートル。

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