阪神・佐藤輝 場外弾再現や DeNAには8年連続勝ち越し中“横浜銀行”で借金返済

 DeNA戦に気合が入る佐藤輝
 横浜スタジアムで場外弾を放った佐藤輝=2021年4月9日
2枚

 阪神・佐藤輝明内野手(23)が18日、横浜へ移動し、19日からのDeNA3連戦での大暴れを誓った。昨季は横浜スタジアムで場外弾を放つなど、同戦の対戦成績は打率・301、6本塁打、18打点と同一リーグで最も好相性を誇った。チームは昨季のハマスタで7勝3敗、DeNAには8年連続勝ち越し中。“横浜銀行”で借金を返済していく。

 場外弾の伝説を築いた地から、逆襲の再スタートを切る。19日からのDeNA3連戦の舞台は、チームも佐藤輝も大好きな横浜スタジアムだ。「いいイメージがあるので、そういうイメージを持ってやってきたい」。8年連続勝ち越し中の相手で、昨季は同球場で7勝3敗。反転攻勢への条件がそろい、闘志をみなぎらせた。

 1年が過ぎても衝撃は色あせない。昨年4月9日、国吉から右中間の「鳩サブレー」の看板を超える推定飛距離140メートルの場外弾を放った。規格外のパワーで周囲の度肝を抜き、佐藤輝自身も「しっかり当たれば、あそこまで飛ぶというのは分かりました」と手応えを深めた一発。再び場外弾が飛び出せば、チームに漂う停滞ムードが吹き飛ぶに違いない。

 開幕4番を務めた今季はここまで全20試合に出場し、打率・266、リーグ2位タイの4本塁打、10打点。得点力不足解消へ、最近4試合は2番での出場が続くが、持ち味のフルスイングは健在だ。

 15日・巨人戦(甲子園)では菅野からチームの連敗を6で止める逆転2ラン。井上ヘッドは「あながち悪くないねっていうのがオレらの中での評価。もうちょっと続けてみたい」と2番起用を続けることを明言。メジャー流の攻撃的2番で、初回からハマの先発投手に襲いかかる。

 初戦の先発は5日に今季1号を見舞ったロメロだ。「いいピッチャーなので、みんなでつないで点を取れたらいい」。佐藤輝に油断はない。昨季のハマスタでは大山、糸井、中野が打率3割超え。チーム一丸となって、初戦の白星をもぎ取る覚悟だ。

 チームは開幕9連敗から始まり、一時は勝率・063まで低下。開幕からどん底まで沈んだが、前カードの巨人3連戦で今季初の勝ち越しを決め、風向きは変わりつつある。「巨人戦でいい流れを作れたので、そこはチームの雰囲気を変えずにやっていきたい」。横浜、神宮と続くビジター6連戦。今年もハマの夜空にビッグアーチを打ち上げ、チームを上昇ムードに乗せる。

 ◆佐藤輝のハマスタ場外弾 2021年4月9日のDeNA戦(横浜)の六回無死、国吉のカットボールを捉えた3号アーチは、右翼スタンドを越えて、球場のある横浜公園敷地内に着弾した。矢野監督が「(右中間席最上部の看板の)鳩サブレーを越えたん見たことない(笑い)」と目を丸くした驚がくの本塁打だった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス