【岡田彰布氏の眼】2試合で計6被弾は打たれすぎ バッテリーで対策を

 「巨人5-4阪神」(2日、東京ドーム)

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が巨人-阪神戦を解説した。阪神はセ・リーグワーストタイの8連敗。今カード2試合で6被弾を浴びている投手陣に警鐘を鳴らした。

  ◇  ◇

 阪神は流れが悪い。九回は1点差に迫って1死二、三塁。普通にやっていれば同点になるとは思ったが…。連敗が続いている状況で、何をしてもうまくいっていない印象がある。

 ただ、最終的に1日の初戦に続いて1点差での敗戦とはいえ、今カードは2試合連続で一発を打たれて流れをつかみ損ねた印象がある。

 先発の小川は4回1/3を5安打5失点だった。投球全体を見れば、決して状態が悪いわけではなかったと思う。だが、打たれた5安打のうち3本が本塁打では流れを引き寄せられない。

 初回に2点を先制してもらった直後、初回に坂本に同点2ランを許した。まさか打者2人、5球で同点にされるとまでは思わなかったが、坂本には1ボールからあっさりと打たれてしまった。

 二回無死の丸、三回1死のポランコはともに高めの初球をスタンドまで運ばれた。狭い東京ドームでは一発がある打者に対して、初球の入り方は気をつけないといけない。

 今カードは1日に藤浪が3被弾し、2試合で計6本も本塁打を打たれている。そのうち5本がソロで走者を溜めた場面での一発ではないとはいえ、打たれすぎだ。

 やはり一発は怖い。本塁打で簡単に点を奪われてしまうと、相手を乗せてしまうし、特に今の阪神のような状況では打線の雰囲気は重くなる。今日のようにヒットが10本出ても後手後手になり、追いつけそうで追いつけない展開になってしまう。

 投手が用心して投げることはもちろん、バッテリーで対策を考えなければいけない。

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