悪夢7連敗の阪神 藤浪は初の3被弾に「うそ」と呆然 評論家「指先の感覚がつかめていない」
「巨人6-5阪神」(1日、東京ドーム)
阪神は球団ワーストとなる悪夢の開幕7連敗を喫した。先発・藤浪晋太郎投手が炎上し、4回を7安打6失点でKO。自身初の3被弾と苦しいマウンドになった。
坂本、ポランコ、大城に許した3被弾は、全て早いカウントからの直球を仕留められた。初回、坂本に続いてポランコに連続アーチを浴びると、藤浪は「うそ」とつぶやき、呆然。驚きの様子を隠せなかった。
デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「一言で言えばノーコンだよね。投手の視点で見て、指先からボールが離れてどこにいくかという感覚をつかめていないのではないか。ひとりの打者に1球どころでなく、2球以上失投があれば打たれるよ」と振り返った。
最速は156キロを計測したが、直球での空振りは2球。奪三振は2つだけだった。「左打者への膝元、右打者で言えば外角低めへの直球がないよね。シュート回転して、中に入ってくる。制球を意識して肘を少し下げているのかもしれないが、腕の振りが中途半端で、少し手首が開くとボールがシュート回転したり抜けたりしている」と指摘。三、四回は変化球も増やしたが、「直球あっての変化球で、連動性が生まれない。巨人打線が全く嫌がっていなかった」と語った。
これで開幕7連敗と泥沼の阪神。「藤浪の表情を見ていても、雰囲気に飲まれてしまっている。先取点を奪われると、今のチーム状態だと苦しい展開になる」と語った。
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