阪神・高橋 27イニング連続無失点 92年・湯舟以来の球団左腕2試合連続完封
「阪神3-0中日」(2日、甲子園球場)
阪神先発の高橋遥人投手(25)が9回無失点の快投を演じ、今季3勝目をマーク。これで27イニング連続無失点と抜群の安定感が際立っている。球団左腕の2試合連続完封勝利は92年・湯舟敏郎以来の快挙。エース級のピッチングでチームを支えている。
立ち上がりから快調に飛ばした。先頭の京田を変化球で空振り三振に取ると、続く岡林は二ゴロ。大島は左翼・ロハスが打球をグラブに収めながら地面に叩きつけた衝撃でボールを離してしまい、左前打となったが、ビシエドを右飛に仕留めて無失点で切り抜けた。
二回以降も直球、ツーシーム、カットボールを多投して中日打線を手玉に取る投球スタイルを続けた。安打を打たれても、二塁までは進ませずチャンスらしいチャンスを与えなかった。
2試合連続2桁奪三振を記録中だったが、この日は2桁奪三振には到達せず。それでも打たせて取る投球で着実にアウトを重ねていった。八回は堂上、桂、ロドリゲスを三者連続三ゴロに抑える珍しいシーンもあった。
次回先発は首位・ヤクルトとの3連戦(神宮)中が予想される。3試合連続で無失点に抑えている今の高橋ならツバメ狩りにも期待がかかる。快進撃を続ける高津ヤクルトの戦意を喪失させるような投球を披露したいところだ。