阪神・ガンケル リベンG!今季巨人戦初星でセ界制覇 フォーム修正6回1失点で8勝目

 「巨人3-4阪神」(26日、東京ドーム)

 1週間前の悔しさを晴らすため、阪神・ガンケルは全力で右腕を振った。六回2死一塁。4番・岡本和を右飛に仕留めると、力を込めてグラブを2度たたく。表情にはあまり出さなくても、この試合にかける思いは伝わった。

 「低めに丁寧に投げることができたよ。チームを勝利に近づけるような仕事ができて良かったね」。六回2死から松原に右越えソロを浴びたものの、6回4安打1失点。81球でまとめ、余力を残しながら8勝目を挙げた。

 19日の巨人戦(甲子園)では2回7失点と炎上。次回登板は未定となった。それでも翌20日の投手指名練習でフォームを改善。金村投手コーチの助言を受け、「投球フォームを修正したことで、打者に集中して攻めることができたよ」と自信を持って投げ込んだ。

 「前回見た時に、1週間後は厳しいと思った」と矢野監督。ただ、投手コーチからの「もう一回いって(先発させて)もいいんじゃないか」という言葉を信じ、伝統の一戦で助っ人右腕を起用した。

 ガンケルは来日2年目で巨人戦初勝利。セ・リーグ5球団全てから勝ち星を挙げた。「今日の投球ができたことは、今後の自信にもつながる」。チームにとって、そして右腕にとっても大きなリベンジ星となった。

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