阪神・平田2軍監督 甲子園で優勝へ「選手の努力のたまもの」マジック1

4回、藤浪がピンチを無失点で切り抜け、手をたたく平田2軍監督(撮影・北村雅宏)
 9回、栄枝の適時打と広島のエラーで同点に追いつき、生還した小野寺、板山を出迎える平田2軍監督ら(撮影・高部洋祐)
 5回を投げ終え、捕手の栄枝に声をかける藤浪(撮影・高部洋祐)
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 「ウエスタン、広島2-4阪神」(23日、由宇球場)

 阪神2軍が広島2軍に逆転勝利し、優勝へのマジックを「1」とした。あす24日のウエスタン・オリックス戦(甲子園)に勝てば、3年ぶりのウエスタン制覇が決まる。

 平田2軍監督は、「甲子園で、こうやっていい感じで帰れたということは選手の努力のたまものなんでね」と選手をたたえた。

 平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -九回に粘りを見せた

 「君らは今日はダメだなと思ってたはずやけど、君らはそういうもんだよ。我々は違うねん。2点差でピッチャーが、藤浪も粘ったしそのあとに出てきたピッチャーも全員が頑張ったところが九回の逆転につながるというところよ。君らとは全然違うはずよ。諦めたでしょ?記者でもそういう気持ちがあるといい記事書けないはずなんだけどな」

 -藤浪は粘ってたが

 「へばったな。まあ四球出して、苦しいながらも粘ってたんでね、あそこでなんとか粘れるように。もうひと息やな。きょうは球数も多かったでしょ。カープの左打者の打線が粘るんでね、きょうもまた良い勉強になったと思う。ウイニングショットとそういうところで、もうひと踏ん張りや」

 -栄枝の食らいつく姿勢

 「栄枝にしても、長坂、片山もそう。小野寺もきょう3本でしょ。きょう輝(佐藤)がいなくなってさ。栄枝だけじゃなく、みんながあそこでつないだというのは(良かった)。ワイルドピッチでもスタートよく栄枝は(本塁に)行ったし、そういうところの集中力は素晴らしかった」

 -集中力の源は

 「勝ちたいという執念だと思うよ。そういうところはちょっとずつ出て。あと3試合残すところで、こういう緊張感のね、最後まで。遠藤は、昨日はお前(記者)がほめるからバント失敗だろ。こういうことを言うからそうなんねん。そうじゃないのよ。1つ1つがシビれる、ファームとはいえ勝負かかった優勝かかった、そういうバントの大事さをこういうところで、昨日の栄枝もそうだけど、勉強していく。そしたら成長していく。普通にゲームこなしたって成長はせん」

 -小野寺は3安打

 「彼らしい。センターへ2本。昨日は引っ張りかかったりしてたけど、今日はアウトのセンターライナーも含めて全部センターから右方向でしょ。4番だからと言って大きいの狙うんじゃなくて、首位打者もほぼ今日の3本で決まりでしょ。そういったところの暖(小野寺)の今年の成長だよ」

 -首位打者と

 「これは村上もでしょ。最多勝の。浜地は上に行ってるからセーブはあれ(とれない)としても。出塁率も暖はあるはずよ。そういったところで、打点は井上がこんだけ休んでるけどトップやねん。あと3試合だからファームとはいえそういう成績も気にしてあげないといけない」

 -明日からは甲子園

 「(先発は)中田、牧。ほんで3つ目はまだ未定やね」

 -ファンの前でできる

 「甲子園でこうやっていい感じで帰れたということは選手の努力のたまものなんでね。明日はお客さん入るなら。俊介の引退試合もあるでしょ、土曜日は。桑原は土曜日か日曜日かに投げるはずだし。どっちかはまだはっきり聞いてないけど。甲子園でファンの皆さんに楽しんでほしいね。そういう選手たちもやりがいも出るしプレッシャーもあっていいじゃん」

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