阪神・高橋が329日ぶりの勝利投手の権利 圧巻7回2安打無失点10奪三振

5回、阪神・高橋遥人(左)にバットを粉砕され、左飛に倒れる中日・堂上直倫=甲子園(撮影・高部洋祐)
 中日打線を封じ込める高橋(撮影・吉澤敬太)
 7回、福留(奥)を遊ゴロに打ち取る高橋(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-中日」(18日、甲子園球場)

 阪神先発の高橋遥人投手が7回を投げ2安打無失点、10奪三振で交代した。今季2試合目となった登板で圧巻の投球を披露。昨季10月24日の巨人戦以来329日ぶりとなる勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りた。

 力強い投球で中日のエース・大野雄と息詰まる投手戦を繰り広げた。初回は渡辺、大島を空振り三振に仕留めるなど三者凡退の立ち上がり。二回には2死から高橋周に二塁打を放たれたが、後続を抑えて得点を許さなかった。

 この回以降も抜群の安定感を見せた。三回から六回まで1人の走者も許さず、三者凡退。1点を先制した直後の七回には、1死走者なしから大島に中前打を浴びたものの、4番・ビシエドを左飛、続く福留は遊ゴロに打ち取った。

 前回9日のヤクルト戦では4回6失点(自責5)。初回から打者一巡の猛攻を受けるなど立ち上がりに乱れた。「リズムが単調にならないように」と明確なテーマを持ってマウンドに上がった。

 1点リードの七回2死二塁の場面で打席を迎えると、代打・サンズが告げられて交代。八回からは岩崎がマウンドに上がり、勝利のバトンをリリーフ陣に託した。

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