阪神2連勝 秋山7回1安打で10勝目 マルテ決勝17号3ラン
「広島1-4阪神」(11日、マツダスタジアム)
阪神は投打が躍動。2連勝を飾った。先発の秋山が7回1安打1失点で2年連続3度目の2桁勝利となる10勝目をマーク。打ってはマルテが決勝の17号3ランをマークするなど、首位チームの力強さを見せつけた。
秋山は、七回2死まで無安打ピッチングの快投を披露。七回2死走者なしから西川にこの試合初安打となる右翼へソロを浴びたが、後続を抑えて最少失点に防いだ。
打線は両軍無得点の六回。中野が中前打、続くサンズが四球を選んで無死一、二塁の好機を作った。ここで打席を迎えた4番・マルテ。カウント2-2からど真ん中に高橋昂が投じた直球を迷い無くフルスイングした。完璧に捉えられた打球は左翼席に着弾。先制点を奪う17号3ラン。7月9日・巨人戦以来となる一発で息詰まる投手線の均衡を破った。
2点リードの八回には、無死一塁から糸井が代打で登場。ケムナから右越えへ安打を放ち、一、三塁と好機を拡大すると、続く梅野の打席で果敢にスタートを切った。捕手・会沢も二塁に送球できず成功。これで、史上31人目となる通算300盗塁を達成した。
その後、1死一、三塁からは、代打・ロハスが左前適時打で1点を加点。終盤に貴重な追加点を奪った。