阪神・大山が執念の一打 バット折りながら勝ち越し打「ランナーをかえしたい気持ち」
「阪神-中日」(1日、甲子園球場)
阪神が逆転に成功した。
1点を追う六回、先頭・近本が右前打で出塁。中野がバントで送り、1死二塁から3番・マルテが中前へ同点適時打を放った。大興奮の助っ人は一塁ベース上で「ラパンパラ」を決めた。
さらに京田の失策などで2死一、三塁とし、打席には大山。2番手・田島からバットを折りながら右前に勝ち越し適時打を運んだ。
「打ったのはストレート。とにかくランナーをかえしたいという気持ちだけでした。勝ち越すことができて良かったです」
阪神は前夜の助っ人クリーンアップを解体し、大山は6番で2試合ぶりに先発復帰。初回2死満塁のチャンスで投ゴロ。1点を追う四回は1死一塁から初球を打ち、二ゴロ併殺に倒れていた。3打席目で意地の一打を放った。