阪神新加入・二保 7日デビュー戦!小林繁以来42年ぶり快挙星挑む

 青柳(左)、秋山(右)と話す二保
 笑顔を見せる二保
 キャッチボールをする二保
3枚

 ソフトバンクから交換トレードで移籍した阪神・二保旭投手(31)が5日、西宮市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。7日・ヤクルト戦(神宮)に先発で“虎デビュー”予定。阪神に交換トレードで加入した選手が、移籍後初登板初先発で初勝利すれば1979年の小林繁以来となる。常勝軍団からやってきた救世主が42年ぶりの快挙を狙う。

 背筋を伸ばし、緊張の面持ちで始まった入団会見。報道陣から黄色のネクタイについて問われると、二保は背中を少し丸めて相好を崩した。「『阪神カラーで記者会見を受けてください』と言われて準備してもらいました」。それはソフトバンク・甲斐野、高橋礼、川瀬の3人から贈られた宝物だった。

 「初心に戻って、一から頑張っていきたいなという気持ちです」

 中谷との交換トレードが決まった後。矢野監督との電話で気合が入った。「『7日の日に先発を予定しているから体を動かしておいてくれ』と。正直、こんなに早くチャンスを頂けると思っていませんでした」。任されたのは9連戦中の2戦目となるヤクルト戦。期待する指揮官に「恩返しをしないといけない」と燃えている。

 阪神に交換トレードで加入した選手が移籍後初登板初先発で初勝利すれば、巨人から移籍した1979年の小林繁以来、42年ぶり。二保は再度、背筋を伸ばして決意を語った。

 「あまりプレッシャーには考えず、楽しむことを忘れず、そこから歴史に名を連ねていけるように頑張っていきたいと思います」

 ヤクルト戦は2015年5月31日に救援登板して以来、自身2度目。山田、村上と左右の強打者がそろう打線に対し「梅野選手と話し合って聞いていきたいと思います」と入念に対策を練る。4日にブルペン投球を行い、会見後は甲子園での投手指名練習に合流してキャッチボールなどで調整した。

 「今、優勝争いをしているというところで。少しでもチームに貢献できるように頑張りたいと思います」。高卒13年目、31歳から始まる第2のプロ野球人生。全てを矢野阪神にささげ、新たな仲間たちと悲願の頂点を目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス