阪神・小野寺 プロ初安打!7打席目待望の一打 記念球は「お母さんに」

 5回、プロ初安打を放つ小野寺
 5回、中前にプロ初安打を放つ小野寺
 5回、プロ初安打となる中前打を放つ小野寺
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 「日本ハム2-4阪神」(10日、札幌ドーム)

 育成からはい上がってきた阪神・小野寺が、必死な思いをバットにぶつけた。初めてスコアボードに光らせた「H」のランプ。一塁塁上での表情からも、安ど感がにじみ出ていた。

 待望の初安打は通算7打席目だ。0-0の五回無死。アーリンの投じた3球目のカーブを捉え、中前へ運んだ。「どうしても早く1本が打ちたいと自分で自分を追い込んでいた。これで1本が出たので…」。ムードメーカーが、ようやく笑顔を取り戻した。

 8日に1軍再昇格。小野寺は燃えていた。矢野監督ら首脳陣に「戦力だぞ」と期待の声を掛けられ、2戦連続の先発起用。9日は結果を出せなかったが「なんとか期待に応えたい」という一心で、翌日に結果を残した。

 決して給料が十分とは言えない育成時代。先輩の温かさが身に染みた。大山からは打撃用手袋、糸原からはサポーターなど野球用品などをもらい、試合に出場してきた。「糸原さんだったり、先輩方から本当によくしていただいて」。その感謝は尽きない。

 母子家庭で育った小野寺。初安打の記念球は「お母さんにあげたい」と由子さんに渡す。プロとしての第一歩を踏み出した一日。「(プレーの)全てで勝ちに貢献できるようにやっていきたい」と目を輝かせた。

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