阪神・藤浪、昇格即リリーフで好投「与えられた仕事なので、しっかりそこで結果を」
「阪神6-1ソフトバンク」(4日、甲子園球場)
1軍に再昇格した藤浪晋太郎投手(27)が、5点リードの九回に2番手で登場。1安打無失点で試合を締めた。
藤浪の名前がアナウンスされるとスタンドからは大きな拍手。「ホールドシュチュエーションでもなかったですし、割と歓声を聞く余裕があり、勇気づけられました」と久々の1軍登板を振り返った。
危なげない投球だった。先頭の代打・長谷川に右前打を浴びたが、続く三森を空振り三振、今宮を遊ゴロ、栗原を中飛に抑えた。直球は157キロを記録した。
この日、2軍遠征先の名古屋から急きょ1軍に合流した。「チーム事情がチーム事情なんで、理解してというか。呼ばれたからにはという感じですね」と言う。
今季は開幕投手も務めたが、今回は先発ではなくリリーフとしての役割。「先発をやりたい気持ちを持ちつつですけど、現状与えられた仕事なので、しっかりそこで結果を出したいなと思います」と明かした。
矢野監督は「しっかりした晋太郎らしいボールを投げていたんでね。晋太郎自身もチームにとっても、しっかりした1イニングを投げてくれたんでね。いいボールも行っていたし、良かったなと思います」と評価。今後もリリーフ起用かと問われると「現状はそうやね」と話した。