岡田彰布氏が指摘「大胆なプレーがいらない場面もあるんよ」 八回、中野の失策に

8回、オリックス・杉本のゴロを処理した中野からの送球を阪神・小幡(左)は捕球しきれず=甲子園(撮影・北村雅宏)
8回オリックス1死一塁、阪神・中野拓夢からの送球がそれ、阪神・小幡竜平は捕球できず(走者オリックス・小田裕也)=甲子園(撮影・山口登)
8回、オリックス・杉本のゴロを処理したものの、二塁へ悪送球する阪神・中野=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏が1日、甲子園球場で行われた阪神-オリックス戦でABCラジオの解説を務めた。序盤からさまざまな分岐点があった中、八回1死一塁から期待のルーキーでもある遊撃・中野が二塁へ悪送球し、ピンチを広げた場面について独自の野球観で解析した。

 「時に大胆なプレーがいらない場面もあるんよ」と岡田氏。杉本が放った三遊間への打球を中野がランニングキャッチ。併殺を狙って体を反転させながら二塁へ送球した。

 しかしこれがワンバウンドとなり、一、二塁がオールセーフに。失策でピンチを広げる形で、一挙3失点の起因となってしまった。そのワンプレーについて「あの位置からだと併殺を奪える可能性は低かったし、まず1アウトをしっかり取りたい場面だった」と解説する。

 マウンドには勝ちパターンの岩崎が立ち、打順は下位へ進んでいくだけに「あそこで1アウトを取って、仮に2死二塁と得点圏に走者を置いても、T-岡田、安達と2人で1アウトを取ればいいという勝負ができるやろ?投手も余裕が持てるんよ。これで1死一、二塁にしてしまったら、全力で2人を打ち取りにいかなアカン。だから確実にアウト一つを選択すべきやったと思うよ」と語った。

 ルーキーながら奮闘し、レギュラーの座をつかもうとしている中野。正遊撃手への階段を駆け上がっていくためにも「そういう状況判断ができるような選手になってほしい」と期待を込めた。

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