阪神・青柳 岡本に2被弾 リード守れず6回3失点で今季初黒星

 巨人戦に先発し力投する青柳(撮影・西岡正)
 青柳からのトスを受け、本塁を狙った三走・岡本和(右)を封殺する梅野
6回、大城のゴロを本塁へトスする青柳(撮影・田中太一) 
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 「巨人3-2阪神」(21日、東京ドーム)

 東京ドームに万雷の拍手が降り注ぐ中、阪神・青柳は両手を腰に当てて立ち尽くした。「詰まった当たりで、落ちたところが良かったんですけど…」。2-2の六回2死一、二塁。カウント2-2からスライダーで芯を外したが、吉川の打球は無情にも左翼の芝で弾んだ。

 直前の一、三塁のピンチでは目の前に転がった、大城のボテボテのゴロに突っ込み、梅野にグラブトスして失点を防ぐビッグプレー。吉川も抑えれば一気に流れを引き寄せる場面だったが、勝ち越し適時打を浴びた。「あそこはいいプレーだったんですけど、その後に打たれてしまったので」と肩を落とした。

 3日・中日戦から14回1/3連続無失点と無双状態だった右腕。前回先発予定だった17日・ヤクルト戦が雨天中止となり、先発ローテが再編されて、今カードに組み込まれた。昨季の伝統の一戦は3戦3敗と苦杯をなめ、必勝を誓って臨んだ一戦。しかし、悔しさは増幅された。

 昨年は1本もヒットを許さなかった岡本和に2打席連発を食らい、2点のリードを守り切れなかった。「一番反省かなと思います」と振り返る。いずれも初球に投じた内角低めのボールを痛打され、「1打席目に打たれた後に同じボールで入るんじゃなくて、違うボールで入れたら良かったなというのはあります」と悔やんだ。

 6回9安打3失点で今季初黒星。8連勝中は全て先発投手に白星が付いており、右腕がこの日3勝目を挙げれば、1968年8月以来53年ぶりの快挙だったが、惜しくも逃した。

 それでも、矢野監督は「最後は不運なところもあった。いつも通り丁寧に投げてくれた」と責めなかった。敗戦を糧にする。リベンジの機会は必ず来る。

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