「ウエスタン、阪神－ソフトバンク」（２０日、鳴尾浜球場）

　阪神のチェン・ウェイン投手は６回８安打１失点だった。

　初回に先制点を許す。１死から三森に投手強襲の内野安打を打たれ、出塁を許す。３番・バレンティンは遊ゴロに打ち取ったが、４番・リチャードに先適時打を浴びた。さらに、続く増田にも三塁線を破られ、二塁打を打たれたが、何とか最少失点で切り抜けた。

　二回は２死から安打で走者を許すも、無失点。三回は三者凡退に斬った。四回は１死から連打と三塁・高寺の失策で満塁のピンチを招く。ただ、９番・小林を中飛に抑え、二走・九鬼が飛び出しており帰塁できず３アウト目を奪った。

　五回も無死から連打を浴び、一、二塁のピンチを招く。それでも、バレンティンを三ゴロ併殺打。最後はリチャードを右飛に抑えた。六回は１０球で三者凡退に斬って、マウンドを降りた。

　走者を出しながらも、要所を締める投球を見せた左腕。し烈な外国人枠争いに割って入る。