阪神・糸原3安打で打率・476 開幕5戦連続安打「近本助ける意味でいまは僕が」

 「広島4-2阪神」(31日、マツダスタジアム)

 重苦しい空気を何とかしたかった。自身のバットで生み出した3度の出塁も得点につながったのは1度のみ。阪神・糸原健斗内野手の奮闘は勝利につながらなかった。

 先頭で迎えた1点を追う四回。試合の流れを引き戻そうとチャンスメークした。左腕・床田の高めに浮いたカーブに反応。コンパクトなスイングで左方向へはじき返した。その後、サンズの右前適時打で二塁から生還。チームに13イニングぶりの得点を呼び込んだ。

 「追い込まれてから球数を投げさせたり、嫌なことをするのが自分の仕事。そういった面では、それがヒットになったりしているのはいいことだと思います」

 早くも今季2度目の猛打賞をマークするなど打撃好調だ。初回は1死から中前打を放ち、開幕戦から5試合連続の安打を記録。さらに、2点ビハインドの八回1死の場面では、ドラフト3位右腕・大道の133キロスプリットを左中間へ、3本目の安打となる二塁打を放った。

 1番・近本から快音が聞こえないだけに、2番・糸原が出塁する役割は大きい。「長いシーズンなんで、自分の調子が悪くなったら、近本が助けてくれると思う。いまは近本を助けるという意味でも、僕が仕事をして」。切り込み隊長の早期復調を願い、打線をけん引し続ける。

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