阪神・矢野燿大監督が２０日、小籔千豊がＭＣを務める『こやぶる　ＳＰＯＲＴＳ』（関西テレビ）に出演。キャンプの現状や今季の構想を明かし、優勝は「間違いない」と断言した。

　指揮官の話を聞いた小籔から「優勝、いけるかもしれませんね」と振られると、矢野監督は迷わずに「はい、間違いないです！」ときっぱり。さらに優勝確率を問われると、「１００（％）と言いたいですけど、控え目に９９（％）にしておきます」と話した。

　開幕スタメン争いについては、外野は新外国人・ロハスと近本が当確と明言。「ロハスは見てみないと分からないですけど、ある程度我慢して使います」と明かし、他の候補には糸井、高山、ドラフト１位・佐藤輝の名前も挙げた。「開幕まで競争で誰が出てくるか楽しみにしています」とした。

　遊撃手は現時点で木浪が最有力としたが、今後の競争を期待した。「木浪が守備で成長して近い位置にいるけど、（巨人から移籍した）山本が右でしぶといし、守れる。（相手先発が）左投手がきた時に、（スタメンが）山本っていうのも十分にある。完全に決まりというところまでいっていないですね。北條に火が付いているし、中野はバッティングが一番の持ち味だし、足も遅くない」とした。

　最後に今季のキーマンとして投手は西勇、野手は近本の名前を挙げた。「（近本が）塁に出ることで幅広い攻撃ができる。声の出し方とか、引っ張り方とかも変わってきた。投手は西勇輝。当たり前のように投げて数字を残してくれる。西に引っ張っていってもらいたいですね」と話した。