阪神ドラ2伊藤将 まるで和田!初バッテリー梅野うなった!全球種アピール
さあ、キャンプインへ準備万端だ。ドラフト2位・伊藤将司投手(24)=JR東日本=が30日、沖縄・宜野座で行われている先乗り合同自主トレで初のブルペン入り。初バッテリーを組んだ梅野をうならせた。
構えたミットに白球が吸い込まれていく。「全部の球種を見てもらおうかなと思って」。正捕手の梅野を相手に、伸びのある直球はもちろん、ツーシーム、カーブ、カット、チェンジアップと全ての球種を披露した。室内に響き渡る「ナイスボール!」の声。打席に立っていた中谷は際どいコースへ投げ込まれると、何度も目を丸くした。
梅野が絶賛した出どころが見えにくい投球フォーム。球速以上に体感速度を感じるといい、制球力も高く評価。その伊藤将の投球スタイルを、長く第一線で活躍する左腕に重ねた。「ホークスの和田さんとか(みたいに)後ろで隠れる時間が長くてぴゅっとくる。打者のタイミングをズラしたり、差したりすることができるタイプ」と分析した。
間もなくキャンプが始まる。即戦力としての期待に応えるためにも、初日から全開で挑む。「これまでやってきたことをまずはアピールして、必ず開幕ローテ入りを勝ち取れるように頑張っていきたい」。徐々に本領を発揮し始めた左腕に期待が高まる。