阪神・藤浪 ワインドアップ解禁!2年ぶり再挑戦72球、平田2軍監督うなった!

 ブルペン入りし、ワインドアップで投球練習する藤浪(代表撮影)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(26)が25日、鳴尾浜でのブルペン投球で、原点回帰となるワインドアップ投法を解禁した。昨季はセットポジションだったが、自主トレ後に代表取材に応じると「リズム良く投げられる」と再挑戦の理由を明かした。昨季後半の手応えを胸に、今後もキャンプで試していく考えで、シーズンで解禁となればルーキーイヤーの13年以来となる。

 藤浪が再びブルペンで振りかぶった。躍動感たっぷりのフォームから、ルーキー栄枝のミットへ剛速球をズドン!2年ぶりのワインドアップ挑戦が向上心の証しだ。気温13度、汗ばむ鳴尾浜で、その真意を明らかにした。

 「振りかぶって投げられるなら、今年は振りかぶって投げようかなと思ってます。勢いが付いたり、リズムだったり、投げるフォームのタイミングだったりというのが合うのかなと思っているので」

 無双を誇った大阪桐蔭時代は、体に右腕を巻き付けるようなワインドアップで甲子園春夏連覇を達成した。プロ1年目もワインドアップで臨み、セットポジション、ノーワインドアップを経て、近年はセットポジションが定着。19年1月にワインドアップを試みたがシーズンではセットに戻していた。今回もキャンプの練習や実戦で試して、最終判断していく。

 威圧感が加わった新フォームに周囲の評判は上々だ。初コンビを組んだ栄枝だけでなく、平田2軍監督もあっぱれ。「フォームがゆったりしてるね。シーズンに入ったらセットで投げたり、いろいろ修正はするんだろうけど。ワインドアップで投げることによって一段と大きく見える」。百戦錬磨の指揮官も迫力に圧倒されていた。

 この時期で、72球という球数が仕上がりの早さを物語る。10日前後に初めてブルペン入りし、その後も捕手を座らせた本格投球を数回行ってきた。昨季後半の好感触も持続しており手応えは上々だ。

 「ある程度ボールも捕まってますし、いい感じで投げられています。球質とか変化球の質とか、クイックとかいろいろやらないといけないですけど、全体的には(制球も)いいラインで出てるというか、いい感じで投げられていると思います」

 約1週間後、いよいよキャンプインだ。ローテ奪取へ、強い覚悟を秘める。「結果を出さないといけない立場。アピールするのは前提で、『これならやっていけるな』というものを出せるようにしたいと思います」。昨季に復活の兆しを見せても、現状には満足しない。原点回帰のワインドアップから、先発の座を射止める。

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