「阪神１－４ヤクルト」（３日、甲子園球場）

　阪神は延長十回にヤクルトの代打・西浦に決勝３ランを浴び、競り負けた。粘りの投球で６回を無失点に抑えた阪神の先発・青柳に対し、矢野燿大監督は成長を認めた。

　青柳は７安打を浴びながらも得点は許さず粘った。特に二回は１イニングに３本の安打を許したが併殺もあり、踏ん張った。矢野監督は左打者に向かう姿勢を含めて「粘りながら投げられるようになってきている」と評価。「そこらへんは去年よりも成長して来ているところかな」と振り返った。

　しかし、打線が援護しきれず。唯一奪った１点も満塁での併殺崩れの間によるものだった。六回に迎えた無死満塁の得点機でも、あと１本が出なかった。打線について、指揮官も「この前の横浜もそうやし。チャンスは作っているのに、あそこで点取らないからどうしても流れがこっちに来ないんでね。あそこでこっちが点取れば流れがこっちに来て、こっちのペースになるところが、（得点を）入れられていないというのが一番の原因じゃないかな」と語った。

　今季は残り５試合。「変わらないんで。明日、全力でやっていきます」と、シーズンの最終盤へ気合を入れ直していた。