阪神・秋山、901日ぶり巨人戦完投勝利 九回2死で失点も意地の9勝目

8回巨人1死一塁、重信慎之介の打球を二塁へ送球。好捕球した木浪聖也を指さし笑顔を見せる阪神・秋山拓巳=東京ドーム(撮影・西岡正)
9回、巨人・丸佳浩に2ランを浴びた阪神・秋山拓巳=東京ドーム(撮影・中田匡峻)
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 「巨人2-4阪神」(25日、東京ドーム)

 先発した阪神の秋山拓巳投手が、巨人相手に今季2度目の完投勝利を挙げ、9勝目(3敗)を手にした。巨人戦での勝利&完投は2018年5月8日以来、実に901日ぶりとなった。

 試合は初回、糸原、マルテ、大山の3連打で先制。二回には2死二塁から近本の右前適時打で追加点を奪った。このリードを背に、秋山が巨人打線を相手に躍動する。三回まで打者9人、無安打で抑えると、続く四回。2死から、坂本に右中間を破る二塁打を浴びたが、続く岡本をサードライナーで封じた。

 以降も八回までは三塁を踏ませぬ圧巻の投球内容。八回は先頭の代打・中島に三塁内野安打を許したが、続く大城を見逃し三振。重信を投ゴロに抑えると、最後は吉川尚を二ゴロに封じた。

 完封目前となった九回。無死から松原に内野安打を許した。坂本を右飛、岡本を空振りの三振に仕留め2死としたが、丸に2ラン本塁打を被弾した。

 それでも9回を投げ抜き、6安打2失点、5奪三振、無四球で9勝目を手にし、12勝した2017年以来、3年ぶりの2桁勝利に王手をかけた。今季の東京ドーム最終戦。大きく負け越した宿敵相手に、秋山が意地の熱投で一矢報いた。

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