阪神 一丸で菅野に勝った!力投の高橋が5勝目 代打・原口が決勝打

 試合に勝利し、島田(左)からウイニングボールを受け取る高橋=東京ドーム(撮影・高石航平)
 巨人に勝利し、矢野監督(左端)に迎えられる高橋(中央)と原口=東京ドーム(撮影・中田匡峻)
 巨人に勝利し、笑顔でベンチから出てきた原口(左)と高橋=東京ドーム(撮影・中田匡峻)
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 「巨人1-2阪神」(24日、東京ドーム)

 阪神が、負ければ完全V逸が確定する一戦で、意地の戦いを見せた。同点で迎えた七か井に、代打・原口の決勝打。先発の高橋は6回4安打1失点で5勝目を手にした。

 試合が動いたのは四回。先頭の近本が遊撃内野安打でチャンスメークすると、続く糸原の打席で暴投の間に二塁に進んだ。その後、カウント2-2から6球目、内角高めの変化球に反応。詰まりながらも右前に運び、巨人のエース・菅野から先制点を奪った。

 六回に同点とされたが、続く七回。2死一、二塁で高橋の打席。代打・原口が一振りで決めた。1ボールから菅野が投じた2球目、真ん中付近の直球に反応。打球は中前に弾む勝ち越しのタイムリーとなった。

 「甘い球が何球も来る投手ではないので一振りで決める気持ちで打席に立ちました。しっかり期待に応えることができて良かったです」

 同点で降板した高橋にも勝利投手の権利が生まれ、以降はエドワーズ、岩崎、スアレスとつないだ。「バックに助けてもらいながらも何とか粘り強く投げることができました。野手の方々に感謝です」。高橋は登板2試合ぶりの勝利で5勝目。スアレスがリーグトップの23セーブ目を手にした。

 また、八回にサンズが際どいコースとストライク判定で三振したことで激高。四回にも、同様に見逃しの三振が伏線にもあったのか、審判に対する侮辱行為で退場処分となった。危険球以外の退場処分は今季、両リーグを通じて初めてだった。

 あす25日は今季の東京ドーム最終戦。今季限りで現役を引退する藤川、今季限りでの阪神退団を表明している能見にとっては、タテジマを着て東京ドームのグラウンドに立つ最後の一戦になる。長く伝統の一戦を彩ってきた大ベテラン。“ラスト登板”にも注目が集まる。

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