阪神・大山 初回に続いて四回にも適時打 打点ランキングで4位タイ浮上 

1回、タイムリーを放つ阪神・大山(撮影・飯室逸平)
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 「阪神-DeNA」(10日、甲子園球場)

 阪神が相手のミスも生かし先制した。

 初回、先頭・近本が右前打で出塁。続く北條は平凡な三ゴロで併殺打かと思われたが、このゴロを三塁・宮崎が失策を犯した。無死一、二塁と好機が拡大する。

 ここで打席には10月の打率・400と絶好調の糸井。2球で追い込まれたが、2球ファウルで粘った後の5球目だった。外角の変化球をセンター返し。打球は二遊間を抜ける先制中前適時打となった。

 「先制したい場面だったので、打つことができて良かったです」

 さらに4番・大山も続く。甘く入った変化球を逃さず捉えると、三遊間を破る左前適時打。二走・北條が生還し、この回、2点を先制した。

 「いい流れで回ってきたので、その流れで打つことができました。もっと援護できるように頑張ります」

 大山はこの適時打で打点65。打点ランキングでソトと並んで4位タイとなった。

 さらに、同点とされ迎えた四回の攻撃。先頭・ガンケルが来日2安打目となる中前打でチャンスメーク。続く近本が四球を選んだが、北條が犠打失敗。ただ1死から糸井の右飛の間に二走・近本が三塁へ進塁する。

 ここで4番・大山。追い込まれながらも食らいついた。147キロ直球をコンパクトに捉えた打球は一、二塁間を破る右前打。三走・近本が本塁に生還し、勝ち越し適時打となった。

 「追いつかれた後だったので、すぐに勝ち越したいと思っていました。打つことができて良かったです」

 これで大山の打点は66。DeNA・ソトが第2打席で20号ソロを放ち、打点ランキングは5位に後退していたが再び4位タイとなった。トップの巨人・岡本とは10打点差に縮まった。

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