阪神、今季最多タイの貯金4 3番・糸井が3安打3打点

8回、糸井の勝ち越し二塁打にベンチでガッツポーズする矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 「阪神6-3DeNA」(22日、甲子園球場)

 阪神が今季19度目の逆転勝ちで連勝。貯金を今季最多タイの4とした。糸井が同点打に決勝打と、3安打3打点と大活躍。苦しんだベテランが意地を見せた。また、甲子園では5連勝で、3カードぶりの勝ち越しを決めた。

 試合は同点で迎えた八回、代打の陽川が左前打でチャンスメーク。続く近本は送りバントを試みると、投手の石田が二塁に送球。犠打野選となり、無死一、二塁を作った。続く糸原がきっちりと送って1死二、三塁。ここで打席に立った糸井は、1-1からの3球目。143キロの直球をフルスイングすると打球は、右中間を深々と破る2点適時二塁打となった。さらに大山も中前適時打で続き、この回3点を奪った。

 先制も阪神だった。三回、2死から高橋が右前打でつなぐと、続く近本だ。左腕・坂本に対して1ボールからの2球目、133キロの変化球を捉えた。打球はぐんぐん伸びて右翼スタンドに到達。2死から鮮やかに先制点を奪った。

 チームとして本拠地・甲子園で8試合連続アーチを記録。2002年9月以来、実に18年ぶりの記録となった。

 それでも五回、先発の高橋が無死一、二塁から、オースティンに逆転3ランを浴びた。痛恨の1球で6回3失点で降板。3勝目を逃したが、続く攻撃ですぐに反撃。1死から近本、糸原の連打で一、二塁を作ると、山崎から糸井が左前適時打。2試合連続のマルチ安打で同点とした。

 七回以降は馬場、岩貞、岩崎と小刻みな継投でつなぎ、スアレスが九回を締めてリーグトップの17セーブ目。19度目の逆転勝利は、巨人に並ぶリーグトップタイとなった。23日は青柳が先発予定。シーズンは残り40試合。同一カード3連戦3連勝で終盤戦に弾みを付けたい。

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