阪神・藤浪、2軍戦で上々スタート 二回に157キロもマーク

 「ウエスタン、オリックス-阪神」(16日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 先発した阪神・藤浪晋太郎投手が、2回まで1安打無失点の投球で上々のスタートを切った。初回に156キロを計測すると、二回にはこの日最速の157キロ。1軍昇格に向けた最終テストの意味合いも濃い登板。右胸の軽度の筋挫傷で出遅れたが、復活を期す右腕が上々のスタートを切った。

 初回、右打者の西村を直球で三ゴロに打ち取ると、続く左の根本も直球で浅い右飛に。さらに右の中川にも直球勝負で投ゴロに抑えた。根本の初球には155キロを計測、上々のスタートを切ると、続く二回だ。

 先頭のモヤに高めに浮いた変化球を狙われ、左越え二塁打で得点圏に走者を進める。杉本の遊ゴロで1死三塁とピンチを背負ったが、続く勝俣には3球続けて変化球勝負。最後はフォークで空振り三振に。さらに紅林も2-2と追い込んでから、最後はスライダーで空振り三振に斬って脱した。この対戦では157キロも計測した。

 現在、チームは最下位に沈む。起爆剤となるべき男が、まずは上々のスタートを切った。

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