阪神・藤浪が甲子園練習に合流 新型コロナ感染から約2カ月ぶり

 阪神の藤浪晋太郎投手(26)が19日、甲子園球場で行われている1軍の投手練習に合流した。新型コロナウイルスの感染から回復し、自宅待機を経て以降は2軍施設の鳴尾浜で調整。3月26日にPCR検査で陽性と判定されて以降、約2カ月ぶりの合流となった。

 藤浪は球団を通じて「雨の影響で室内だったので、『甲子園球場』という感じではなかったですけど、甲子園の練習に合流させてもらって、久しぶりにユニホームを着て練習できたので、野球をしてるなというか、野球ができて嬉しいというか、そういう気持ちです」とコメント。ブルペンでは変化球をまじえ、65球を投げ込んだという。

 この日から矢野監督をはじめコーチ陣も視察し、甲子園球場にて午前は投手、午後は野手に分かれての「分離練習」を開始した。チームは約3週間の活動休止を経て4月15日から、自主練習という形で甲子園球場を開放。藤浪も同月24日から鳴尾浜球場で、自主練習を再開していた。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、ウエートルームの使用人数や使用ロッカーを分けるなど、感染予防策は継続して行っているという。

 藤浪は自粛ムードが高まっていた3月中旬、伊藤隼、長坂、他4選手と食事会に参加。その後、嗅覚異常を訴えたことから新型コロナウイルス感染が発覚した。退院後に開いた会見では、会食に参加したことを「軽率でした」と謝罪。反省の言葉を繰り返し「野球のプレーで取り返すしかない。一生懸命、野球を頑張っていきたいと思います」と恩返しを誓っている。

 この日はキャッチボールやランニングなど、久々の甲子園練習で汗を流した。一部地域を除く緊急事態宣言の解除を受け、6月下旬から7月上旬までの開幕が見えてきた中での合流。開幕ローテーション入りに向け、春のキャンプ、オープン戦から結果と内容でアピールを続けてきた。開幕に向けて、本格的に再スタートを切った。

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