糸井 シーズン復帰は絶望か…左足首腱に新たな損傷「100%じゃないと迷惑かける」
左足首関節炎で、8月10日に出場選手登録を抹消された阪神・糸井嘉男外野手(38)が1日、新たに損傷が見つかるなど今季中の復帰に見通しが立っていない状況であることを明かした。
「(最短の)10日で戻るという感じでやっていたんですけど、なかなか戻れなくて。100%じゃないとチームに迷惑をかけるし、ファンの方にも…。現状では100%というのは考えられないですね。残念です。悔しいですし、自分にも腹が立つ」
早期復帰を目指して抹消後、セカンドオピニオンをすぐに受けた。そこで新たに左足首の腱に若干の損傷が発覚。以降も復帰へ向けて、リハビリを懸命に続けていた。チームから求められたのは100%での復帰。しかし、ここ2日間で練習の強度を落とさないといけない状態になるなど、一進一退の状況が続き、シーズン中に万全の態勢に整えるのが厳しくなった。
医師の診断、見通しが厳しい中でも復帰を目指して一日一日を過ごしている。この日は、鳴尾浜球場でフリー打撃やキャッチボールなどを行い、患部の状態を確認。「(足首は)ごまかせない。体重が全部かかるから」と慎重に復帰へ向けて調整を続けている。
状態次第では、来週の2軍戦で実戦復帰の可能性も望める。CS進出を果たし、戦い抜くためにも糸井の力は必須。「いまはもう、完治させるために集中してますけど、チャンスがあれば戻りたいというのはあります」。再び戦力になれる日が来るのを信じ、一歩ずつ復活の道を歩むしかない。