ドラ4斎藤、家族の絆お守りに単身入寮 1年目からの活躍誓う

 阪神の新人6選手が7日、鳴尾浜の選手寮「虎風荘」に入寮。ドラフト4位・斎藤友貴哉投手(24)=ホンダ=は昨年3月に結婚した新婚で、現在9カ月の息子もいる中、単身での入寮を決めた。部屋には自分と妻、そして愛息の手形が押された色紙を持参。“家族愛”をお守りに、1年目からの活躍を誓った。

 あえて厳しい環境に身を置く決意は、活躍への強い思いを雄弁に物語っていた。愛する妻・幸恵さんと現在9カ月の息子・暖くんと離れて挑む1年目のシーズン。

 「正直寂しい思いもあるんですけど、1年目は野球に集中させてくれという無理な要望を聞いてくれたので。家族のために頑張りたい」

 プロの世界に身を投じる一家の大黒柱。その背中を妻が押してくれた。「野球に集中して頑張って、と言われました。『子どもは私に任せて』ということで」。心強いパートナーの言葉に感謝の言葉を並べた。家族の手形が入った色紙は、前日6日の夜に渡されたという。「その手形を見て、つらい時も家族のために頑張りたい」と“お守り”として心の支えにしていく。

 1年間をメドに寮生活を送る見通しの斎藤が、一層力を込めたのは愛息への思い。つかまり立ちの段階だという長男に「子どもに誇れるような父親になりたいと思います」と自らに言い聞かせるように背筋を伸ばした。

 9日からは新人合同自主トレが始まる。入寮し「プロ野球生活、とうとう始まったなという思いで、楽しみな気持ちでいっぱいです」。住む場所は違えど、心はいつもそばにある。1年目から結果を出さなければならない理由が、斎藤にはある。

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