ナバーロ、マートン再来や 昨季同僚“虎の先輩”から心得伝授!貧打解消救世主へ

 阪神の新外国人、エフレン・ナバーロ内野手(32)=前カブス傘下3A=が17日、兵庫県西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。1年契約で年俸は3300万円。背番号は99。昨季は10年から15年に阪神で活躍したマートンと一緒にプレーし、日本球界の情報は収集済み。セ・リーグのシーズン最多安打記録を持つ先輩のような活躍を約束した新助っ人が、不振の打線を救う。(金額は推定)

 待ちに待った助っ人がやってきた。会見場に黒のスーツ姿で現れたナバーロ。目を輝かせながら新天地での活躍を誓い、静かに闘志を燃やした。

 「とにかく毎試合、きっちり準備をして、ファンやチームメートのために自分が持っているものを最大限出せるように頑張っていきたい。チームの勝利に貢献するためにタイガースへ来た」

 求められている役割は十分に理解している。米国でもメジャー通算3本塁打と、長距離砲ではなかった助っ人。「同じようなタイプ」と模範にするのは10年から15年に阪神で活躍し、シーズン214安打のセ・リーグ記録を持つマートンだ。昨季はデトロイト・タイガースの傘下3A・トレドで一緒にプレーした。

 「彼が成し遂げた記録というのは素晴らしいもの。少しでも近づけるように、100%、120%、自分のもっているものをしっかり出して頑張りたい」

 日本球界で結果を残した先輩を尊敬し、結果を残すためのアドバイスも授かった。「日本の文化や投手がどうやって攻めてくるのかという話をした。積極的に攻めてくるイメージがある。『アジャストしていけば、やっていけるんではないか』と話してもらった」。助言を生かし、チームに貢献する構えを示した。

 今季のカブスでの出場は4試合だったが、傘下のマイナー3Aアイオワでは48試合で打率・310、4本塁打、29打点をマーク。額面通りに働けば、チームの軸を担うことができるはずだ。

 日本での生活は好スタート。前夜には神戸牛を堪能した。「今まで食べたお肉で一番おいしかった」と大満足。また、虎ファンの熱狂ぶりも確認済み。動画サイト「ユーチューブ」で見たそうで「すごい応援を見た。勝っていても、負けていても、どんなときでも素晴らしい声援を送っている」と笑みを浮かべた。

 この日、チームは楽天戦で完封負けを喫した。開幕前から期待されていたロサリオは、成績不振で2軍調整中。現状打破へ-。新助っ人が、貧打に苦しむ虎打線の救世主になる。

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