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中谷、自身初5打点 今季初猛打賞!特大ファウル打ち直し2号2ラン

 4回、2ランを放った中谷(撮影・棚橋慶太)
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 「交流戦、日本ハム5-10阪神」(12日、札幌ドーム)

 強く願いを込めた白球は、切れることなくスタンドで跳ねた。阪神・中谷将大外野手(25)は着地点を確認し、ゆっくりとベースを一周する。決勝打は梅野、殊勲打は高山に譲った。それでも勝利に欠かせなかったプロ初の5打点。待望の2号2ランを含む、今季初の3安打と大暴れだ。

 「“入ってくれ”と思いました」

 振り返ったのは四回、左前打、左犠飛で迎えた第3打席。高山に3ランが飛び出した後、場面は2死一塁だ。初球、内寄りの直球をフルスイングした。打球は左翼ポール左を抜けた。天を仰ぐ中谷。その後、一走・糸井が二盗を決め、悪送球も絡んで三進。仕切り直した2-2からの5球目だった。

 高めの直球を再びフルスイング。打球は同じ軌道を描いたが、今度は切れることなくポール右を抜けた。5月27日の巨人戦以来、10試合ぶりの第2号。金本監督も賛辞を贈る。「楽になった。5点と7点では大違いですよ」。八回には1死満塁から左前に2点適時打。ダメ押しで今季2度目の2桁得点に乗せた。

 20本塁打でブレークした昨季から一転、開幕1軍を逃すなど苦しんだスタートだった。だからこそ活躍を喜ぶ先輩の姿がある。前を打つ4番・糸井だ。「トレーニングだったり、振り込む姿を見ているので、僕も」。シーズンオフ、必死に汗を流す姿を見た。「練習をやったヤツは勝つんやな」。流した汗は決して裏切らなかった。

 努力は数字にも表れている。直球に対して打率・227だった昨季から、2本塁打はいずれも同じ球を仕留めたもの。今季はここまで・421と課題を完全に克服した。ただ、中谷に笑みはない。「走者をしっかりかえせたので。続けていけるように明日も頑張ります」。前を向く。真価の問われる1年。若き大砲の進化は続く。

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