「広島－阪神」（２８日、マツダスタジアム）

　阪神の金本監督が初回、糸井の二盗を巡って、判定に異議がある際に監督が映像による検証を要求できる「リクエスト」制度を使った。リプレー検証の結果、判定が覆りセーフと判定された。

　この回、先頭・上本の四球後、すかさず二盗成功。俊介が進塁打となる一ゴロで１死三塁とすると、糸井は１ボールからの２球目、内角の１４８キロをフルスイングした。打球は詰まりながらも中前に落ち、理想の形で先制点を奪った。

　さらに続くロサリオの打球でフルカウントから、糸井がスタートを切った。二塁・原審判はアウトをコールしたが、これに金本監督が抗議。チームとして、リクエスト要求で初めて判定が覆った。続く福留の右翼線二塁打で生還。結果的にリクエスト要求が実る形で、貴重な追加点を奪った。