3併殺の拙攻で虎 今季2度目の零封負け 巨人は田口が待望の初勝利

3回、阪神・大山(3)が一直に倒れ二走の阪神・原口文仁(94)が憤死、ベンチで沈黙する金本監督=甲子園(撮影・高部洋祐)
3枚

 「阪神0-3巨人」(21日、甲子園球場)

 阪神が3併殺の拙攻で、今季2度目の完封負け。巨人相手に連敗を喫した。

 先発した秋山が5回を投げて、8安打3失点で降板。試合は作ったが、3敗目を喫した。立ち上がりは走者こそ出すものの、後続をしっかりと切る投球を見せていた。

 だが、四回だ。先頭の吉川尚に右前打を浴びると、そこから3連打など、4安打を集中されて3失点。岡本、亀井には早いカウントの変化球を狙い打たれた。

 五回、打席が回ったところで降板。「ピンチの場面で粘り切ることができずに、相手の勢いを止めることができませんでした」と振り返った。

 攻撃は二回、1死一、二塁で大山が一直に倒れ、二塁走者原口が戻りきれずに併殺に。三回、1死一塁でも上本が二ゴロ併殺打に倒れた。

 痛恨は3点を追う六回。先頭のロサリオが、左翼線二塁打で出塁。福留の死球、原口の四球で無死満塁を作った。だが、続く糸原が浅い中飛に倒れると、この日8番に降格した大山が、投ゴロ併殺で好機をつぶした。

 毎回のように走者を出しながら、あと1本が出ず。本拠地の伝統の一戦でカード負け越しが決まり、勝率も5割に逆戻りとなった。

 巨人は先発の田口が味方の好守に助けられ、5回0/3を無失点で待望の初勝利。六回、沢村が無死満塁のピンチをしのぐなど、高橋監督の継投策もはまった。

 阪神は今季の巨人戦で1勝4敗。22日はドラフト2位・高橋遥(亜大)が今季2度目の先発に挑む。プロ初登板から2連勝すれば、球団では1937年の西村幸生以来、3人目。甲子園で2戦2勝は36年の若林忠志以来、2人目となる。82年ぶりの快挙達成で、今季初の同一カード3連敗を避けたい。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス