メッセ、快幕星だ 泰然自若で挑む伝統の開幕戦 相手が菅野でも「地に足着けて」

 開幕投手を務める阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が29日、泰然自若のスタンスで臨む姿勢を示した。この日は敵地でキャッチボールや投内連係などで最終調整。4年連続5度目となる大役。伝統の一戦を前に、穏やかな表情で心境を明かした。

 「一番重要な試合かというと、そうでもないと思うので、力み過ぎないことを意識しながらね。初戦ということで楽しみの方が強いよ」

 キャンプイン前日に行われたミーティングで、金本監督から告げられた開幕投手。キャンプ終盤に発症した右肩のコンディション不良で調整に遅れが出たが、焦りは全くなかった。開幕戦を翌日に控え「絶好調だよ」と頼もしい言葉を口にした。

 昨年の巨人戦は3試合で2勝0敗、防御率1・23。だが、油断することは一切ない。「伝統の一戦ということで、いつも以上の熱気というものを感じるかもしれないけど、あくまでも試合なので。自分を見失わないように、地に足を着けて投げたいと思う」。投手の大黒柱として、強い決意で臨む。

 投げ合う相手は球界を代表する菅野だ。「誰がマウンドに立っているか分かっているが、彼は対戦する9人のうちの1人。そんなに意識はしていない。9人の打者に自分の投球をして対戦していきたい」とチームの勝利に全力を注ぐ。

 助っ人右腕に託された開幕戦。13年ぶりのリーグ優勝へ。エースの力で一歩目を踏み出す。

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