新助っ人ロサリオは打てる!谷佳知氏が分析「本当にきれいなスイング」

 本紙評論家の谷佳知氏(45)が、阪神の今季の命運を握る新助っ人、ウィリン・ロサリオ内野手(29)=前韓国ハンファ=の打撃を分析した。遠くへ飛ばすパワーに目が行きがちだが、谷氏はミート力のあるスイングに注目し、今季の活躍に太鼓判を押した。23日に29歳の誕生日を迎えたロサリオは、3月に行われるオープン戦全試合に出場する準備をすることを明かした。

 構えはいいような感じがする。打ち出しの感じもいい。外国人なのに大きな特徴がないのがいいと思う。特徴があると(弱そうなところを)攻められるので、バッターとしてはベストじゃないかな。

 連続写真を見てみると1はオッケー、2も3も4も5もいい。バットのトップの位置が変わらないし、そのままバットがスムーズに出ている。気になる部分があるとすれば6だろう。

 6を見る限り、左肩の開きが早いから変化球にどうかなという感じがする。もしかしたらインコースの球を打とうとしているので、こういう肩の開きをしているのかもしれないが、それでも5と6の間のわずかな瞬間でこれだけ左肩が上がっているのは少し気になる。これが水平だったらもっといい感じのスイングなんだけど。その後の左足への体重の乗せ方はいい。

 スイング的には甘い球はきっちり打つと思うが、日本の投手は内角に厳しい球が来るので、それにどう対応できるか。さらに変化球、特に落ちるボール、スライダー系にどう対応できるかが、日本での成功の鍵になる。

 ただ変化球への対応については、ロサリオは攻略するとみている。トップの位置が(打ちにいこうとして)動いている中で変わると、変化球に対応できない。しかしロサリオはその位置が連続写真のように変わらない。外国人は力があり、バットを下から持っていっても打球が飛ぶので、トップの位置が変わる選手が多い。そのため変化球に苦しむのだが、ロサリオにはクセがないし、軸で回っているスイングなので対応すると思う。

 練習を見ていて飛ばす能力はかなり持っているなと感じたが、飛ばすだけではないスイングだ。ゴメスは長距離、マートンは中距離タイプだったのに対し、ロサリオは中距離、長距離の両タイプを併せ持っているような感じがする。

 打撃練習でも低い打球を意識して打っていたし、ちゃんとミートしているという印象を受けた。柔らかい打ち方で、ダウンスイングもできている。これが試合でもできれば理想的だ。コーチ陣から言われているのか分からないけど、本当にバットがきれいに出ている。外国人ではなかなかいないスイング。打球もライナー性が多かったし、叩こうという意識があるだろう。個人的にはちょっとビックリした。

 普通の投手は打てると思う。ただロサリオに求められるのは、巨人の菅野のような超一流の投手を打つこと。そのレベルで注目して見ていきたい。

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