ロサリオ、甲子園は広くない 初視察でアーチ量産の予感

 阪神に新加入したウィリン・ロサリオ内野手(28)=前韓国・ハンファ=が29日、甲子園に「初見参」した。午前中のメディカルチェック後に甲子園を視察し、好印象を口にした。グラウンドの広さをそれほど感じていないことから、アーチ量産の期待も十分。コンディションも上々で、キャンプ初日からのフルメニューにも前向きな姿勢を示した。

 わずかな時間ではあったが、感じ取れるものはあった。午前中のメディカルチェック後に甲子園を訪れたロサリオは、ドリス、モレノらとクラブハウスから球場へ。初めて目の当たりにした甲子園に胸を躍らせた。

 「素晴らしい球場だと思いますし、とてもやりやすい球場かなとも思います。まだファンの人が全然来てないので、実際に来てみたらどういう雰囲気かは分からないので、それはまた見てみたいなと思います」

 スタンドはもちろん空席で、工事中で「休業状態」の聖地でも、プレーするイメージは描けた。スタジアムが醸し出す雰囲気、そしてやりやすさ。不安はない。球場の広さを感じたかという問いには「そこまで感じないです」と力強く言い切った。

 甲子園は本塁から中堅が118メートル、両翼までが95メートル。ロサリオが在籍していた韓国・ハンファの本拠地「大田ハンバッ運動場野球場」は中堅までが121メートルで、両翼99メートルと甲子園より広い。そのハンファ在籍時に2年連続30本塁打以上を記録しているだけに、甲子園に広さを感じないのは自然であり、頼もしくもある。

 昨年、セ・リーグ6球団の1試合平均本塁打数は、甲子園が1・05で最も少なかった。浜風の影響など本塁打が出にくい部分もあるが、右打者であれば浜風は有利にも働く。甲子園でのアーチ量産に期待がかかるのも当然だ。

 この日は甲子園のクラブハウス内で軽く体を動かした。2月1日からフルメニューをこなすことも「もちろん、向こう(ドミニカ共和国)で(初日から全力で)できるように準備してるので」と支障はない。甲子園のファンにお披露目となるのは早くても3月のオープン戦から。今は静かな甲子園を、必ず熱く燃え上がらせる。

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