メンドーサが入団会見 背番号は75「ゼロからのスタート」

 阪神が西宮市内で31日、日本ハムから譲渡契約によって獲得したルイス・メンドーサ投手(33)の入団会見を行った。背番号は「75」に決定。ネイビーのスーツに身をまとった新助っ投は「こういうチャンスを与えてくださった阪神タイガースに感謝しています。日本に来る前から伝統のある球団だと聞いていた。そこでプレーできるのは光栄。優勝するチャンスが残されていると思うので、勝利に貢献できるよう頑張りたい」と新天地での活躍を誓った。

 2014年シーズンから日本ハムに入団した右腕。15年には2桁勝利を挙げるなど、実績もある。今季も先発ローテの一角として戦ってきたが、20試合に登板して3勝7敗、防御率3・97と納得のいく数字は残せていなかった。

 同席した高野球団本部長は獲得の経緯について「日本ハムから発表があって、ぜひとも獲得したい選手だと思い、獲得に至りました。活躍を期待しています」と説明。ポストシーズンに向けて、必要な戦力としてメキシカンを呼び寄せた。

 阪神は現在、大黒柱のメッセンジャーが負傷離脱し、先発投手が手薄な状態。穴埋めに日本球界4年目のメンドーサは最適だった。191センチの身長から繰り出される角度のある球は相手にとって脅威。威力のある直球とツーシームなどの動くボールも得意とする。

 「シーズン終盤ですが、ゼロからのスタートという気持ちで。プレーオフの雰囲気も分かっているつもりですし、そこで投げていきたい」と右腕。シーズン終盤、上位争いをする金本阪神で心機一転、チームのために一丸となって戦っていくことを誓った。

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